2022/03/05に実施されたG検定2022#1に合格しましたので、備忘録を残しておきます。
G検定とは
一般社団法人 日本ディープラーニング協会が実施する検定です。 公式サイト では、次のように説明されています。
G検定概要
ディープラーニングの基礎知識を有し、適切な活用方針を決定して、事業活用する能力や知識を有しているかを検定する。
項目 | 情報 |
---|---|
受験資格 | 制限なし |
実施概要 | 試験時間:120分 知識問題(多肢選択式・220問程度) オンライン実施(自宅受験) |
出題範囲 | シラバスより出題 |
受験費用 | 一般:13,200円(税込) 学生:5,500円(税込) |
G検定の発見
社内推奨資格が更新され、リストの中で目を引いたのがG検定でした。 名前だけではどんな試験か分からず検索したところ、ディープラーニングの試験とのことで、興味を持ちました。
気づいたのは2月頭。今年のG検定は3、7、11月の年3回。最初の試験までは約1ヶ月。試験申し込み期限が2月下旬だったため、勉強をしてみて申し込むかを判断することとしました。 折りしもIPAの情報処理試験を申し込みそびれており、勉強時間は確保できそうでした。
情報検索
まずは情報検索。いくつかの合格体験記を見ると、40時間程度の学習で合格との声もあります。 しかし、公式サイトの例題を見ても解けそうな気がしませんでした。 また、過去問は非開示とのことで、書籍で学習開始としました。
学習開始
書籍はAmazonレビューを適当に見比べて、ディープラーニングG検定(ジェネラリスト)最強の合格テキスト[明瞭解説+良質問題] を選んでみました。
- 02/05 書籍購入
- 02/20頃 1週目読了
- 02/25 申し込み期限最終日に申し込み
- このあたりでは、書籍の章末問題や巻末問題を何回か解いて、8割以上の正解率だったので余裕と思い込む
- 振り返ってみると単に過学習なだけでした
- 02/26頃 web上の模擬試験等を受け、絶望
- サイトによって様々な出題があり、全く歯が立たない問題も
- 公式サイトの例題
- DIVE INTO EXAM模擬試験
- Study-AI模擬テスト
- GRI模擬試験
- AVILENスキルチェックテスト
- G検定 Web模試
- 02/28 試験目前に別書籍(平均2000-3000円)を買うのも憚られ、kindle unlimited(980円)に加入
- unlimited対象のG検定関連書籍を全てダウンロード
- 以降は、購入書籍の2周目を読みつつ、様々な問題をとにかく解くことに
- カンペを作った方がいいとの記事もあり、購入書籍の抜粋などを1時間ほどやった結果、面倒過ぎて断念
試験当日
当日は13時から試験でしたが、午前に外せない用事が。 用事を済ませたら、試験開始前までに家族に出かけて貰い、自宅で集中して取り組む作戦でした。
11時頃に用事を済ませ、カフェで最後の悪あがき。あともう少しを繰り返していたら、帰宅が12:40。 帰りがてら購入した弁当も味も分からぬ勢いで食べ終え、12:55準備完了。
13:00試験開始。約220問を120分で解くので1問あたり30秒ペース。 選択問題なので、暗記問題は瞬殺して時間を稼ぎ、判断に迷う問題は即検索。 Google検索・Kindle検索・カンペ記事と色々検索していきます。 この試験では自宅受験で、検索なども認められているようです。(公式Youtubeでも言及あり)
10分で20問のペースを保てる範囲内で検索し、それでも迷う問題はチェックをつけます。 最終問題回答後20分ほど時間が余ったので、チェック問題だけでなく全問題を再確認。 タイムアップまで粘りました。
試験後の手応えとしては、7−8割は自信あり。数問は検索しても判断に迷うといったところでした。
G検定を終えて
03/17メールにて結果通知。無事合格でした。 合格率は4198/6760≒62%
この試験では、ディープラーニングの詳細な技術にフォーカスするのでなく、周辺分野を含めて広く浅く問われました。 合格したからといって、機械学習モデルを構築したりできるわけではありませんが、 バズワードとして聞いた事がある「ディープラーニング」から一歩踏み込んだ理解ができました。