UMPC(OneMix2S)で快適なテキスト入力環境を整える

気軽に持ち出せる端末とてUMPC(OneMix2S)を購入しました。快適にテキスト入力できる環境の準備がある程度できたので、記録しておきます。

片手でスクロール

OneMix2Sはスペースキーの中間に光学トラックポイントがついています。なぞるとマウスカーソル移動。Fnキーを組み合わせるとスクロール。少ないキー数済むように考えられていますが、使用感がイマイチ。調べてみると、やはり解決策がありました。

CapslockをCtrlに変更

キー数が少なくなりがちなUMPCですが、本機はAキーの隣にCapslockキーがありました。私は Aキー隣はCtrlが好みなので、昔ながらのChange Keyで変更しました。

IMEのOFF/ONショートカットキー

OneMix2SはUSキー配列なので、IMEのOFF/ONはalt + `で切り替えとなります。本体を机に置いて使う分にはこれでも十分ですが、両手持ちでは入力困難でした。左右altがあればalt-ime-ahkでOKですが、本機は左Altのみ。alt-ime-ahkの元になっているAuto Hot Keyをインストールして対処します。

両手持ちを考慮して、下記の設定としました。

; Alt - で無変換(IME OFF)
A_MenuMaskKey := "vkFF" 
!-::vk1D

; Alt = で変換(IME ON)
A_MenuMaskKey := "vkFF" 
!=::vk1C

AHK側の設定だけでなく、Windows側でも設定変更が必要です。

テキストエディタMeryの設定

テキストエディタは好みが分かれますが、私はMeryを使っています。

Markdownに対応させる

はてなブログをはじめとして様々な環境で利用できるMarkdownに対応させる設定を行いました。メイン端末ではObsidianなどを利用していますが、サブ端末なのでテキストエディタで作成、ブラウザ(Firefox)でプレビューとしました。

作成したMarkdownファイルを簡単にブラウザで開くために、下記設定も行います。

  1. ツール(T) > 外部ツール(E) > 外部ツールの設定(C)を開く
  2. 追加(A)で下記を設定

    項目
    タイトル(T) Firefox
    コマンド(C) C:\Program Files\Mozilla Firefox\firefox.exe
    引数(A) $(Path)
    作業フォルダ(S) $(Dir)
    アイコン(I) C:\Program Files\Mozilla Firefox\firefox.exe
  3. ツールバー右クリック > ツールバーのカスタマイズ(C)を開く

  4. 2.で作成したFirefoxのアイコンを追加

ショートカットキーの割り当て

上記のMarkdown設定で.mdファイルについては上手く動作できました。しかし、新規作成ファイルでは.mdで保存されるまで有効になりません。そこで、キーボードショートカットで簡単に対応できるようにしました。

  1. ツール(T) > オプション(O)を開く
  2. キーボードタブで下記を設定

    カテゴリ(C) コマンド(O) 新しいキー(N)
    表示 Textで編集 Shift + Ctrl + ,
    表示 Markdownで編集 Shift + Ctrl + .
    ツール アウトライン Shift + Ctrl + /

3つの設定だったので、本機の特徴的な小さい3つの記号キーに割り当てることにしました。

おわりに

一度これらの設定を行えば便利に使えますが、逆を言えばこういった設定をしなければUMPCは使いにくいので、やはりニッチなカテゴリなんだなと感じました。