ObsidianでIPA論文作成を効率化する
IPAの情報処理試験の勉強をしています。ITストラテジストなどの論文試験では2時間で2200-3600文字程度の論文を書く必要があります。毎回手書きやキーボード入力は大変なので、効率的に作成する方法を考えました。備忘録として残しておきます。
3行でまとめると
- obsidian上でIPA論文作成用のパーツを準備する
- 4桁番号の入力だけで論文パーツを参照できるようにする
- 参照時の特有デザインを無効化して、違和感のない表示にする
背景
ITストラテジストの試験勉強を行っています。この試験では、2時間で2200-3600文字程度の論文を手書きで書く必要があります。ものは試しに自由気ままに書いてみると、なかなか筆が進まず時間だけが過ぎていってしまいます。そこで、参考書の論文用パーツを組み合わせることで論文を書いてみようと考えました。
Obsidianの参照機能で論文パーツを参照したい
普段Obsidianをよく使っているため、論文作成でもObsidianを活用することにしました。Obsidianでは![[<ファイル名>#<見出し>]]のような表記で、別のノートの内容を表示させることができます。これを活用して、論文のパーツを組み合わせようとしました。
■準備するモジュールイメージ
module.md ## モジュールA ### 0001 A社は○○の専門商社である。 ### 0002 B社は○○○グループの中核会社である。 ・ ・ ### 0010 近年の健康志向の高まりで、事業領域を拡大している。
■記載イメージ
![[module#0001]]A社の特徴は、![[module#0010]]
■結果イメージ
A社は○○の専門商社である。A社の特徴は、近年の健康志向の高まりで、事業領域を拡大している。
参照時デザイン変更の必要性
単に参照するだけだと、参照用の特有デザインで表示されてしまうことが判明しました。
■入力
![[module#0001]]A社の特徴は、![[module#0010]]
■結果

当初の想定イメージに近づけるには、
- 見出しの文字列を表示しないようにする
- 参照部分ごとに改行されず、インライン表示にする
- 上記を特定のノートにのみ適用する
これらを実現する必要がありそうです。 調べてみると、YAMLフロントマターでカスタムcssを指定することで、特定のファイルにのみcssを適用できるようです。
YAMLフロントマターでカスタムcssを適用する
ノートの先頭に下記のような記載を行うことで、メタデータなどを設定できます。
■YAMLフロントマターで指定ノートのみにカスタムcssを適用する
--- cssclasses: - hide-embedded-header ---
カスタムcssの有効化は、設定 > 外観 > CSSスニペットのトグルボタンから設定できました。
■カスタムcss(hide-embedded-header.css)の設定
.hide-embedded-header .markdown-preview-view h1, .hide-embedded-header .markdown-preview-view h2, .hide-embedded-header .markdown-preview-view h3, .hide-embedded-header .markdown-preview-view h4, .hide-embedded-header .markdown-preview-view h5, .hide-embedded-header .markdown-preview-view h6 { display: none; } .hide-embedded-header .cm-header.cm-p, .hide-embedded-header .markdown-preview-view p { margin-top: 0; color: var(--color-purple); } .hide-embedded-header .markdown-embed-title { display: none; } .hide-embedded-header .markdown-embed { border-left: 0; display: inline flex; margin: 0; padding: 0; } .hide-embedded-header .markdown-embed-link { display: none; }
■入力
![[module#0001]]A社の特徴は、![[module#0010]]
■結果

おわりに
論文作成でよく使うパーツを用意しておくことで、パーツを組み合わせて論文の骨格を簡単に作成できる環境を作ることができました。環境構築で満足することなく、論文を作成し、試験に合格できるように学習を続けていきたいです。