LinuCレベル1に合格しました

LinuCレベル1試験に合格しましたので、備忘録を残しておきます。

LinuCとは

Linuxの技術者認定の試験で、入門〜専門まで3つのレベルの試験が行われています。 今回合格したレベル1は、実施団体のLPI-japanでは次のように説明しています。

LinuCレベル1 Version 10.0は、仮想環境を含むLinuxシステムの基本操作とシステム管理が行える技術者を認定します。
以下の知識と技術を持つことの裏付けとなります。

項目 情報
受験資格 制限なし
試験方法 自宅・テストセンターでのCBT(Computer Based Testing)形式
問題数 60問(選択問題と一部は入力問題)
試験時間 90分(85分+アンケート5分)
認定条件 101試験、102試験の2つに合格
費用 1試験あたり16,500円(税込み)

学習方法

複数の学習方法を利用した中で、試験合格に効果的だったと感じた順に並べてみました。 1. Ping-t
2. Linux教科書 LinuCレベル1 スピードマスター問題集 Version10.0対応
3. NECマネジメントパートナーでの研修
4. Linux教科書 LinuCレベル1 Version 10.0対応
5. Linux標準教科書

学習スケジュール

合格までの期間は、2022年11月頃〜2023年2月の約4ヶ月程度でした。

  • 2022/11/XX: Linux標準教科書、研修受講
  • 2022/11/25:書籍購入
  • 2022/12/23:Ping-tのLinuC101本格的に開始
  • 2023/1/8:LinuC101合格
  • 2023/1/9:LinuC102学習開始(書籍)
  • 2023/1/25:Ping-tのLinuC102開始
  • 2023/2/19:LinuC102合格

学習を振り返って

Linuxといえばraspberry piで一部のコマンドを入力する程度の経験しかありませんでしたが、無事に合格できました。単に試験合格だけを目的とする場合は、未経験でもPing-tだけで十分可能と感じました。研修や書籍は各試験範囲を体系的に学びながら疑問点を解決していく意味で有効と感じました。

LinuC101では基礎的なコマンドの暗記の分量が多く、どの学習方法でも初回は1/3も正解できず、徐々にモチベーションが下がってなかなか学習が捗りませんでした。特にPing-tは問題数も多く挫折しかけそうになりました。

Ping-tを効率よく進めるには

  • 未出題・ミスの問題のみを100問以上まとめて回答※解説は流し読みor飛ばす
  • 未出題が0となるまで上記を繰り返す
  • 複数回ミスしている苦手な問題だと感じた問題については解説を熟読
    ※この方法で解いていくと、正答率が30%程度でも1,2セット行う度にレベルアップしていくため、1回に20問程ずつ進めていくよりも楽しく取り組めました。

LinuC102では、ネットワーク分野の内容がCCNAと類似していること、シェルスクリプトなどの個人的に興味のある分野であったことから、101より苦手意識を持つことなく学習ができました。

今後に向けて

学習の中でLinux環境も構築したので、Dockerなどの気になっていた分野を実機でも実行していきたいと考えています。